WakeOnLan利用環境の構築解説
(同一LAN環境)

一つのLANの中にWakeOnLanを送信する機器と受信する機器が存在する環境での説明です。
一般的な宅内LANの環境の中でWakeOnLanを利用する場合には、この設定が該当します。

以下の内容について設定手順を説明して行きます。

WOL受信側の設定

起動させたい装置で、WakeOnLanを受信設定とLANカードのMACアドレス確認を行います。

NASやHDDレコーダ等は固有の設定方法になりますので、装置側の設定方法を調べて下さい。
ここでは以下のPC環境を利用した場合の操作を例として説明します。

  • PC :
    • FMV-BIBLO MG75X/V
    • 自作機マザーボード(POV-ION-MB330-1)
  • OS :
    • WindowsXP
    • Windows7
BIOSセットアップ

PCのBIOSセットアップでWakeOnLanに関する設定を有効にします。

この設定によりPCがハード的にWakeOnLanを受信待機する状態になります。
以下に FMV-BIBLO MG75X/VPOV-ION-MB330-1 の場合を例として説明します。

FMV-BIBLO MG75X/V

1. 「詳細」メニューの「各種設定」を開きます。

FMV-MG75XV_BIOS_01

2. 「LANによるウェイクアップ」項目に「使用する」を設定します。

FMV-MG75XV_BIOS_02
POV-ION-MB330-1

1. 「Power Management Feature」を選択します。

POV-ION-MB330-1_BIOS_01

2. 「Resume On PCIE Wake#」項目に「Enabled」を設定します。

POV-ION-MB330-1_BIOS_02
Windowsでの設定

Windowsが電源を管理している状態( スタンバイ/スリープ/休止モード )でのWakeOnLan受信動作を設定します。

※.PCが電源オフの時のみWakeOnLan動作を行いたい場合には、この設定は不要です。

以下に WindowsXPWindows7 の場合を例として説明します。

WindowsXP

1. 「コントロールパネル」から「システム」を開きます。

WindowsXP_01_ControlPanel

2. 「ハードウェア」タブの「デバイスマネージャ」ボタンをクリックします。

WindowsXP_02_system

3. 「ネットワーク アダプタ」の下にある LANアダプタをダブルクリックします。

例ではLANアダプタ名が Realtek PCIe .... ですがPC毎に異なる可能性があります。

Windows7_03_DeviceManager

4. 「詳細設定」タブの「Wake-On-Lan機能」の値に「マジックパケット」を選択します。

WindowsXP_04_Realtek_AdvancedTab

5. 「電源管理」タブのチェックボックスをすべてONにします。

※.一番下の 「管理ステーションでのみコンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」 のチェックボックスをONにしていない場合には、LANカードが何かの通信を拾うたびに起動してしまうことになります。
意図しないタイミングでPCが起動してしまう場合には、ここの設定が関係しているといえます。

WindowsXP_05_Realtek_PowerManagementTab
Windows7

1. 「コントロールパネル」から「システム」を開きます。

Windows7_01_ControlPanel

2. 「デバイスマネージャー」をクリックします。

Windows7_02_system

3. 「ネットワーク アダプタ」の下にある LANアダプタをダブルクリックします。

例ではLANアダプタ名が Marvell Yukon..... ですがPC毎に異なる可能性があります。

Windows7_03_DeviceManager

4. 「詳細設定」タブの「ウェイク アップ機能」の値に「マジックパケット」を選択します。

Windows7_04_MarvellYukon_AdvancedTab.jpg

5. 「電源管理」タブのチェックボックスをすべてONにします。

※.一番下の 「Magic Packet でのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」 のチェックボックスをONにしていない場合には、LANカードが何かの通信を拾うたびに起動してしまうことになります。
意図しないタイミングでPCが起動してしまう場合には、ここの設定が関係しているといえます。

Windows7_05_MarvellYukon_PowerManagementTab
MACアドレスを確認

Windows上でLANカードのMACアドレスを確認します。

ここで確認したMACアドレスをWOL送信アプリで設定します。
WindowsXPWindows7 の場合を例として説明します。

WindowsXP

1. 「コントロールパネル」から「ネットワーク接続」を開きます。

WindowsXP_11_ControlPanel_Network

2. 「ローカルエリア接続」をダブルクリックします。

※.「ローカルエリア接続」の名前は末尾に番号が付く場合もあります。
表示名にLANアダプタ名称も表示されていますので、それを参照しながら的確な定義を見つけてください。

WindowsXP_12_Network

3. 「サポート」タブの「詳細」ボタンをクリックします。

WindowsXP_13_LocalArea-SupportTab

4. 「物理アドレス」の値がMACアドレスです。

WOL送信アプリで指定しますので、この値をメモしておいてください。

WindowsXP_14_NetworkDetail
Windows7

1. 「コントロールパネル」から「ネットワークと共有センター」を開きます。

Windows7_11_ControlPanel-Network

2. 「ローカルエリア接続」をクリックします。

Windows7_12_NetworkAndShare

3. 「詳細」ボタンをクリックします。

Windows7_13_LocalAreaStatus

4. 「物理アドレス」の値がMACアドレスです。

WOL送信アプリで指定しますので、この値をメモしておいてください。

Windows7_14_NetworkDetail
WOL送信アプリでの設定

WakeOnLanを送信するアプリでの設定を行います。

Windowsアプリ WolDAKE
Androidアプリ WolAndLauncher (Lite)
を例として説明します。

WolDAKE

Windowsアプリケーション WolDAKE での設定方法です。

1. MACアドレス

装置のマックアドレスを16進数12桁の形式で設定します。

Windows上からLANカードのMACアドレスを確認」で確認された値から「-」を省いた16進数12桁で設定します。

※.続く2~3の項目は値が空なら自動的に一般的な家庭内LANで利用可能となる値が設定されますので、 この項目のみ値を入力していればWakeOnLANを送信できます。

WolDAKE_GUI_MAC

2. ポート番号

WOL信号(パケット)を送信する時のUDPポート番号を指定します。
0~65535の範囲で指定できます。

※.ポート番号は公に予約されている番号(1~1023)があります。
家庭内LANだけでWOL送信するならば問題になることはありませんが、 ルーターを超えてWake On LAN送信したい場合には、 ルータの設定でポート番号の定義がバッティングする可能性があります。
それを避ける意味で、49152~65535 の範囲でポート番号を決定した方が良いでしょう。

WolDAKE_GUI_Port

3. 送信先IPアドレス または ホスト名(FQDN)

一般的な家庭内LAN上で利用する場合には、ブロードキャストアドレスを指定します。
ブロードキャストアドレスの説明は難しくなりますので割愛しますが、一般的な家庭でのインターネット利用LANの場合には、 ブロードバンドルータやPCのIPアドレスが、以下のようになっていると思います。

  • ・「192.168.0.XXX」
  • ・「192.168.1.XXX」

この場合の「XXX」部分を「255」として指定した物が、ブロードキャストアドレスです。
以下の様になります。

  • ・「192.168.0.255」
  • ・「192.168.1.255」

また、全てを「255」として指定した物もブロードキャストです。
以下のような指定方法になります。

  • ・「255.255.255.255」
WolDAKE_GUI_IP
WolAndLauncher(Lite)

スマートフォンなどのAndroid向けアプリケーション WolAndLauncher および WolAndLauncher Lite での設定方法です。

1. MACアドレス

装置のマックアドレスを16進数12桁の形式で設定します。
Windows上からLANカードのMACアドレスを確認」で確認された値から「-」を省いた16進数12桁で設定します。

WolAndLauncher_MacAddr

2. WOL送信先

一般的な家庭内LAN上で利用する場合には、ブロードキャストアドレスを指定します。
ブロードキャストアドレスの説明は難しくなりますので割愛しますが、一般的な家庭でのインターネット利用LANの場合には、 ブロードバンドルータやPCのIPアドレスが、以下のようになっていると思います。

  • ・「192.168.0.XXX」
  • ・「192.168.1.XXX」

この場合の「XXX」部分を「255」として指定した物が、ブロードキャストアドレスです。
以下の様になります。

  • ・「192.168.0.255」
  • ・「192.168.1.255」

また、全てを「255」として指定した物もブロードキャストです。
以下のような指定方法になります。

  • ・「255.255.255.255」
WolAndLauncher_IP

3. ポート番号

WOL信号(パケット)を送信する時のUDPポート番号を指定します。
1~65535の範囲で指定できます。

※.ポート番号は公に予約されている番号(1~1023)があります。
家庭内LANだけでWOL送信するならば問題になることはありませんが、 ルーターを超えてWake On LAN送信したい場合には、 ルータの設定でポート番号の定義がバッティングする可能性があります。
それを避ける意味で、49152~65535 の範囲でポート番号を決定した方が良いでしょう。

WolAndLauncher_Port.png
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